インド、高速鉄道で「交通革命2.0」へ
高速鉄道は、この国にとってまさに「ゲームチェンジャー(状況を一変させる存在)」となるでしょう。本プロジェクトが実現した暁には、私たちは「交通革命2.0」とも呼ぶべき変革を目の当たりにすることになるはずです。
「国家高速鉄道公社(NHSRCL)」は、インド政府(鉄道省)、グジャラート州政府、およびマハーラーシュトラ州政府の共同出資により、特別目的会社(SPV)として設立されました。このSPV設立の主たる目的は、ムンバイ・アーメダバード間の高速鉄道プロジェクトに直ちに着手することにあります。本プロジェクトの最大の特徴は、インド国内に前例のない高速鉄道システムを導入するのと同時に、その運用・技術に関する「基準(スタンダード)」そのものを新たに構築している点にあります。私たちは日本のパートナー各社と緊密に連携しながら、高速鉄道に関わるあらゆる基準を策定・整備していく必要があります。
この高速鉄道回廊の建設が完了すれば、インドは、こうした高度な技術を自国のものとして保有する世界15カ国の「エリート・クラブ」の一員に名を連ねることになります。本プロジェクトは、世界最高水準の最先端技術を国家の発展のために活用するのみならず、その技術移転をも同時に実現する、極めて重要な取り組みなのです。