ムンバイ・アーメダバード高速鉄道プロジェクトにおけるTTHSBボルト使用に関する事例研究
シュリ・ラジェシュ・アガルワル(NHSRCL 主席プロジェクトマネージャーIII) シュリ・サティヤ・ランジャン・アチャリヤ(NHSRCL 副主席プロジェクトマネージャー) シュリ・ロマンク・ヤダブ(NHSRCL ジュニアマネージャー)
概要:ムンバイ・アーメダバード高速鉄道(MAHSR)プロジェクトは、インド政府(GOI)が着手した最も野心的な鉄道プロジェクトの一つです。本プロジェクトは、インド西部の二大都市間を、途中に12の停車駅を設けてより円滑に結ぶことを目的としています。この高速鉄道は、同地域における今後の経済発展および人口増加に伴う輸送需要の拡大に対応すべく計画されています。本プロジェクトは日本の技術協力を得て推進されており、その構造の約92%が高架部、残りの8%がトンネルまたは地上部で構成されています。時速320kmという驚異的な速度で走行する列車の巨大な荷重に耐えうるよう、交差部には長大スパンの鋼桁が採用されました。これらの鋼桁の単スパン長は60mから130mの範囲に及び、その平均重量は1mあたり11~15トンに達します。鋼橋にはオープンウェブ桁(OWG)形式が採用され、インド各地にあるRDSO(インド鉄道研究設計基準機構)認定工場にて製作されました。製作された桁は分割して現地へ輸送され、接合部にはTTHSB(トーションシャー型高力ボルト)を用いて組み立てが行われました。本稿では、GAD 31として識別されるスパン長100mのオープンウェブ・スルー桁橋における、TTHSBボルトの適用事例に関するケーススタディを報告します。
キーワード:高速鉄道、MAHSR、TTHSB、トーションシャー型高力ボルト、プレロードボルト、張力制御ボルト