ムンバイ高速鉄道駅は、ムンバイ・アーメダバード高速鉄道回廊において唯一の地下駅となります。駅には6面のホームが設置される予定で、各ホームの長さは約415メートルあり、16両編成の高速列車(新幹線)を収容するのに十分な規模となっています。ホームは地表から約24メートルの深さに計画されており、駅全体はホーム階、コンコース階、設備階を含む3層構造となります。
出入口は2箇所に計画されており、一方は近接する地下鉄2B号線の駅へのアクセスを容易にするため、もう一方はMTNLビル方面へと通じるよう配置されます。駅の設計にあたっては、コンコース階およびホーム階の双方において、旅客の移動スペースや各種アメニティ施設のための十分な空間が確保されています。また、駅構内に自然光を取り込むための専用の天窓(スカイライト)も設けられています。
駅には、セキュリティチェック、発券窓口、待合エリア、ビジネスクラス・ラウンジ、授乳室、トイレ、喫煙室、案内キオスク、売店、公共案内・放送システム、CCTV(監視カメラ)システムなど、現代的な旅客向けアメニティが完備される予定です。さらに、地下鉄、バス、オートリキシャ、タクシーといった他の交通機関との連携も計画されており、円滑かつシームレスな乗り換え・移動が実現されます。
建設状況の最新情報(2023年12月9日): BKC駅の建設に必要な用地(約4.8ヘクタール)が、発注者側から施工業者へと引き渡されました。本駅の建設には「ボトムアップ工法」が採用されます。これは、地表レベルから掘削を開始し、基礎部分から順にコンクリート打設工事を進めていく工法です。掘削深度は約32メートルに達する予定であり、これに伴う土工事の総量は約180万立方メートルに及ぶ見込みです。
深度掘削時の安全性を確保するため、地盤支持システムが導入されています。このシステムでは、深さ17メートルから21メートルにおよぶ3,382本の「セカントパイル(連続杭)」が使用されます。これらの杭は、掘削の進行に合わせて、2.5メートルから3.5メートルの間隔で地盤アンカーおよび横梁(ウォール)によって補強・支持されます。
現在、現場で主に行われている作業はセカントパイルの打設であり、そのために14台の杭打機が投入されています。
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