この都市が誇る豊かな文化的・歴史的風土に着想を得て、アーメダバード高速鉄道(HSR)駅の設計には、街が誇りとする様々な側面を尊重した独自の意匠が凝らされています。駅の屋根は、何百もの凧(たこ)が一面に連なる様子をキャンバスのように表現しており、一方、ファサード(正面外観)には、街の象徴である「シディ・サイード・モスク」の精巧な格子細工(ジャーリー)にインスパイアされたパターンが採用されています。
ムンバイ・アーメダバード高速鉄道は、西部鉄道(WR)のアーメダバード・ジャンクション駅構内を通過し、既存のアーメダバード・ジャンクション駅のサラスプール(Saraspur)側と一体化される計画です。アーメダバードHSR駅は、既存の鉄道線路の上空、具体的には東側(サラスプール側)の10番、11番、および12番ホームの上部に建設されます。
HSR駅と他の交通機関との円滑な連携を確保するため、NHSRCL(インド高速鉄道公社)はアーメダバード駅において、利用者の利便性を重視した駅レイアウトを設計しました。既存駅の東側には、乗換専用の「統合ターミナルビル」が計画されており、利用者は設置されたエスカレーターやエレベーターを利用して、ある交通機関から別の交通機関へと快適に乗り換えることができます。
この統合ターミナルビルは、1番から9番ホームを利用する乗客のために西部鉄道(WR)の連絡橋(FOB)への接続を提供すると同時に、反対側ではサラスプール方面へと続く地下鉄駅とも接続されます。
さらに、駅周辺の交通を円滑化し、バス、タクシー、三輪タクシー、自家用車などの他の交通機関からの乗り換えをスムーズにするため、詳細な交通管理計画も策定されています。HSR駅前の広場(フォアコート)は一方通行の交通動線となるよう計画されており、二輪車・三輪車・四輪車・バスそれぞれに専用の乗降エリアが設けられるほか、自転車専用の駐輪スペースも確保されています。駅の正面には機械式の多層階駐車場を設置するスペースが確保されており、スカイブリッジ(空中歩道)を通じて統合ターミナルビルと直結される予定です。また、駅の入り口付近には、障がいのある方にも配慮した優先駐車スペースが設けられます。
HSR駅の建設プロセス:
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