高速鉄道技術は日本の新幹線技術を導入して構築されており、これに伴い、両国関係者間での国際的な交流の必要性が生じています。そのためには、日本語の習熟に加え、日本文化に対する共感的な理解が求められます。
国際交流基金は、日本語教育における確立された基準に基づき、日本語および日本文化に関する研修プログラムを開発しました。この教材は、日本語による口頭コミュニケーション能力の向上と、日本文化へのより深い理解の促進に重点を置いています。
NHSRCL(インド高速鉄道公社)のムンバイ、ヴァドーダラ、アーメダバード、スーラトの各プロジェクトオフィスおよびデリーの本社に勤務する従業員のうち、マネージング・ディレクターを含む数名が、この5ヶ月間にわたる日本語講座を修了しました。ニューデリーのNHSRCL本社で開催された式典において、国際交流基金より、修了基準を満たした35名の従業員に対し修了証書が授与されました。
修了証書授与式において、NHSRCLのマネージング・ディレクターであるアチャル・カレ氏は次のように述べました。「同様の講座は、今後も全従業員を対象に継続して実施していく予定です。次回の講座は、2018年12月に開講する予定です。また、NHSRCLでは、日本語能力試験(JLPT)のN1からN5レベルで評価される日本語能力を有する求職者を、採用において優遇する方針です。ただし、当面はN3レベルの能力を有する候補者を求めています。今後1〜2年間にわたり採用活動が行われる予定ですので、技術的な専門能力に加え、日本語能力を兼ね備えていることが、将来の従業員にとって採用への鍵となるでしょう。」
国際交流基金の日本語事業部長である野口浩介氏は、次のように付け加えました。「本講座は、当基金独自の基準である『JF日本語教育スタンダード』に基づき、国際交流基金ニューデリー事務所によって認定されたものです。本講座を修了されたNHSRCLの従業員の皆様が、今後も継続して日本語と日本文化の学習に励み、高速鉄道プロジェクトの成功に貢献されることを願っております。」
National High Speed Rail Corporation Limited(NHSRCL:インド高速鉄道公社)は、ムンバイ〜アーメダバード間の高速鉄道回廊プロジェクトを推進・実施するために設立された、インド政府および参加州政府による共同出資会社です。
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