インド初の「弾丸列車(Bullet Train)」という意欲的なプロジェクトを支えるべく、最先端の軌道スラブ製造工場が設立されました。これは、同国の高速鉄道インフラ整備において、極めて重要な節目となる出来事です。この工場は、必要に応じて様々なサイズのバラストレス軌道スラブ(Jスラブ)を製造できるよう設計されています。これまでに(2つの工場を通じて)約3万5000枚の軌道スラブが製造されており、これは約175軌道キロメートル分に相当します。
立地:
当工場は、計画路線の436km地点付近という戦略的に有利な場所に位置しています(担当区間は393km地点から508km地点まで)。建設現場に近接しているため、物流の効率化が図られ、弾丸列車建設に必要な軌道スラブをタイムリーに供給することが可能となります。
生産能力:
製造されるプレキャスト鉄筋コンクリート製軌道スラブは、一般的に幅2220mm、長さ4900mm、厚さ190mmの寸法で、1枚あたりの重量は約4トンです。
この軌道スラブ製造工場は、1日あたり60枚のスラブを生産できるよう設計されており、インド初の弾丸列車プロジェクトにとって不可欠な主要部材の、高い効率性と安定した供給体制を確保しています。当工場の生産計画では、約4万6000枚のJスラブを製造する予定です。
本施設では、グジャラート州およびダドラ・ナガル・ハヴェリ(DNH)地域におけるMAHSR(ムンバイ・アーメダバード高速鉄道)回廊のうち、115ルートキロメートル分の高速鉄道用軌道スラブを製造します(同区間の全長は352km)。
保管能力:
大量生産を支えるため、当工場には最大2万4000枚の軌道スラブを保管できる広大なヤードが整備されています。これにより、製造されたスラブを整然と保管することが可能となり、必要に応じて建設現場へ直ちに輸送できる体制が整っています。
軌道スラブの製造に携わる技術者たちは、製造開始に先立ち、日本の専門家の指導および日本国内で採用されている実務手法に基づいた、研修・認定プログラムを修了しています。
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