公開日: 13-09-2024
弾丸列車プロジェクトのグジャラート州区間において、スラトおよびアナンド近郊に軌道建設基地(TCB)が設置され、軌道建設工事のプロセスが進行中です。高架橋上では、レールをフラッシュバット溶接(抵抗溶接)により接合し、長さ200mの長尺レールパネルを形成する作業が開始されました。
本プロジェクト向けに、35,000トンを超えるレールが受領されたほか、4セットの軌道建設用機械が導入されました。
ムンバイ・アーメダバード間の弾丸列車プロジェクトでは、日本の新幹線軌道システムである「J-スラブ」方式が採用されます。インド国内において、このJ-スラブ式バラストレス軌道システムが導入されるのは、今回が初めてとなります。
軌道敷設の全工程は、日本の仕様に基づいて特別に設計・製造された最先端の機械群によって機械化されています。軌道建設工事に使用される機械群には、レール搬送車、軌道スラブ敷設車、CAM敷設車、およびフラッシュバット溶接機などが含まれます。
新幹線の軌道建設工法を習得するため、インド側の技術者、作業責任者、および技能者を対象とした、多岐にわたる作業に関する集中的な研修および認定コースが実施されています。これらの研修指導は、関連分野の日本人専門家(JARTSを通じて派遣)によって行われています。
軌道関連工事に使用される機械に関する追加情報:
フラッシュバット溶接機(FBWM)
長さ25mのJIS規格60kgレールを、フラッシュバット溶接機(FBWM)を用いて溶接し、高架橋上の軌道建設基地(TCB)にて長さ200mの長尺レールパネルを形成します。これまでに、合計3台のFBWMが調達されています。なお、レール溶接の仕上げおよび溶接検査に関する研修は、JARTS(日本鉄道技術協会)によって既に完了しています。
軌道スラブ敷設車(TSLC)
プレキャスト軌道スラブを高架橋上に吊り上げ、専用設計された台車に積載して、軌道敷設現場まで搬送します。一度に5枚のスラブを取り扱うことが可能な軌道スラブ敷設車(TSLC)を使用し、RC(鉄筋コンクリート)製軌道床上の所定の位置に軌道スラブを敷設していきます。
現時点で、スラブ敷設作業用に4台のTSLC(軌道スラブ敷設車)が手配されています。
レールフィーダー車(RFC)
全長200mのレールパネルは、レールフィーダー車(RFC)および専用貨車を用いて輸送され、RC軌道床の上に敷設されます。RFCはレールペアをRC軌道床の上へと押し出し、まずRC軌道床上に仮設軌道が敷設されます。これまでに、合計4台のRFCが調達されています。
セメントアスファルトモルタル注入車(CAM車)
RC軌道床上の所定位置に軌道スラブが設置された後、CAM車が並行する軌道上を走行します。このCAM車は、CAM混合材の構成材料を(設計配合比に基づき)混合し、そのCAM混合材をスラブの下部(専用に用意されたCAMバッグ内)へと注入・充填することで、軌道に必要な線形および高さを確保します。これまでに、3台のCAM車が調達されています。