この完全自動化された施設では、MAHSR回廊における116kmに及ぶ複線高速鉄道用の軌道スラブが製造されます。
ムンバイ~アーメダバード高速鉄道回廊の建設に必要なバラストレス軌道工事用の軌道スラブを製造するため、新たな「軌道スラブ製造施設(TSMF)」が本日、グジャラート州アーナンド近郊に開設されました。
この施設は10万平方メートル(10ヘクタール)の敷地面積を誇り、MAHSRプロジェクト向けに4万5000枚のプレキャスト軌道スラブを製造するための最先端技術が導入されています。施設全体の建設は、土木工事の着手からわずか8ヶ月という短期間で完了しました。施設内には60基の高精度な型枠が調達・設置されており、1日あたり60枚の軌道スラブを製造することが可能です。軌道スラブは、軌道1kmあたり約200枚が必要とされます。また、施設内には最大9000枚の軌道スラブを保管できるスペースが確保されており、円滑な軌道敷設作業を支援します。
この軌道スラブ製造施設は、コンクリート分配システムを搭載した完全自動化施設となっています。スラブ製造を支える各種の付帯設備も充実しており、完全自動化された鉄筋加工機、鉄筋かごの組み立てを行う鉄筋ヤード、RO(逆浸透膜)浄水設備、ボイラー設備、養生水槽、天井クレーン(EOT)、ガントリークレーンなどが完備されています。製造棟、鉄筋棟、資材倉庫といった主要施設に設置された天井クレーンやガントリークレーンにより、軌道スラブ部材の機械化された搬送・取り扱いが実現されています。
製造開始に先立ち、研修および認定コースが実施されました。このコースでは、日本の専門家(日本から研修・認定機関であるJARTSを通じて派遣)が講師を務め、日本国内で採用されている実務手法に基づいた技術指導をインド人技術者に対して行いました。
また、グジャラート州内のMAHSR回廊における236km分の軌道スラブ建設を担うべく、同州スラト地区近郊のキム村においても、別の軌道スラブ製造施設が現在建設されています。
NHSRCLについて
National High-Speed Rail Corporation Limited(NHSRCL:国家高速鉄道公社)は、インド国内における高速鉄道回廊の資金調達、建設、保守、および運営管理を目的として、2016年2月12日に「2013年会社法」に基づき設立されました。
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