MAHSR回廊の軌道工事が開始
公開日: 31-08-2023

ムンバイ・アーメダバード高速鉄道回廊において、日本の新幹線軌道システムに基づく初の鉄筋コンクリート(RC)軌道床の建設が、スラトにて開始されました。これは、インド国内において「J-スラブ」と呼ばれるバラストレス軌道システムが採用される初の事例となります。

この軌道システムは、プレキャスト(工場製作)された軌道スラブを基礎とし、その上に締結装置およびレールが設置される構造となっています。軌道スラブはRC軌道床の上に載置されますが、このRC軌道床は厚さ約300mmで、高架橋の橋面上に、上り・下り線それぞれ個別に現場打ち(in-situ)にて構築されます。RC軌道床の幅は2,420mmです。

軌道スラブの前後・左右方向への移動を防止するため、RCアンカーが設置されます。各RCアンカーは直径520mm、高さ260mmの寸法を有し、約5メートル間隔で構築されます。各RCアンカー内部には基準ピンが埋め込まれており、最高時速320kmでの列車運行に求められる、高精度な水平・垂直方向の軌道整正を実現します。

グジャラート州内の全区間にわたる軌道工事の契約はすでに発注済みであり、資材調達も最終段階に入っています。これまでに、14,000トンを超えるJIS規格レールや、軌道スラブ製造用の型枠50基が日本から受領されています。

軌道スラブの製造は専用工場にて行われますが、そのうち2つの工場がすでに稼働を開始しています。これらの施設には、高速鉄道の軌道構築に求められる高精度なスラブを製造するための、先進的な技術およびインフラが完備されています。

軌道工事には、レール運搬車、スラブ敷設車、CAM(セメントアスファルトモルタル)注入車などの専用建設機械が投入されます。軌道敷設作業の確実な実施を担保するため、訓練・認証機関である[機関名]と連携し、インド側の請負業者スタッフを対象とした広範な訓練および認定プログラムが実施されています。


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